魔方陣の数学

Welcome to the world of magic squares

【三次魔方陣とプレーン超格子体との行列積】

さて、今回はこれまで個別に考察の対象としてきた三次魔方陣とプレーン超格子体(1~9の数をただ順番にならべただけのもの)を

行列の積でかけあわせてみたいと思います。

こんなことをして何になるのか? いや、ここではちょっと面白いことが起こっています。

はい。生成された格子体の第一列と第三列はまるで同じ配列になっています。これと類することは行列の積において積の順を入れ替えたときにも起こります

どうでしょう。ここで得られた積合成体の第一行と第三行は同じものとなっています。

さて、では、これと同じことを三次魔方陣の回転体ファミリーのすべてについてやってみるとどうなるかというと、

 

 

ごらんのとおりのものとなります。プレーン超格子体を先行、あるいは後行に置くかによって、いずれも両端の列、両端の行に同一構成のものがあらわれるという奇妙な現象があらわれています。そして、この光景の中にはさらなる秘密が隠されています。一例を示しますと、

 

 

はい、わかりますでしょうか? 同一列、同一行がならぶラインに直交するかたちでセンターラインの三数総和ををとるといずれも225という同一の数が得られるのです。この225という数は奇しくも、

15の2乗数となっています。そしてこの15という数は、

 

三次魔方陣にとっては最重要数「たて」「よこ」「ななめ」の総和なのです。ほかにもこの領域ではさまざま不思議が起きているようです。興味のある方は、ぜひ、こちら(↓)の動画をごらんください。

 


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