さて、前回、わたしたちは「謎の格子体ミステリアスX」なるものと出会いました。
この分数だらけのいかめしい格子体は、その見かけほどには醜悪ではなく、その証拠に1という数を通してみると、このような美しい紋様が浮かびあがってきます。
さて、この「謎の格子体ミステリアスX」にはじつは双対関係にある、もう一つのペアが存在しています。こちらをごらんください。
まさしくこれが他でもない「謎の格子体ミステリアスY」。やはり分数だらけ。そして正負の数が入り混じっています。混沌としているように見えますが、内部格子数を精査してみますと、意外にそうでもありません。
わかりますか。「よこ」方向に見た場合、第三行をのぞき、すべての行は同じ構成になっています。また「謎の格子体ミステリアスX」が左右対称の構成を持っていたのに対し、「謎の格子体ミステリアスY」は上下対称の構成を持っていることがここで見て取れます。さて。「謎の格子体ミステリアスX」がそうであったように「謎の格子体ミステリアスY」も総和1となるグループを数多く内部に潜在させています。
どうでしょうか。そのパターンは不自然なほど多いという印象です。ですが、これらすべてのグループにおいて色つき格子数の総和は、ちゃんと1となります。そして、あらわれるいずれの柄にもハッとさせられる美しさがあります。
ちなみにこれら14種類の柄を正規相愛魔方陣に適用すると、やはり色つき格子の総和は一致(いずれも65)することもここで追記しておきたいと思います。各自、ご確認ください。
では、以上のことを踏まえた上で、「謎の格子体ミステリアスY」とは何者なのか?
どうしてこの格子体が「謎の格子体ミステリアスX」と双対の関係に置かれているのか?
気になる方は、ぜひコチラの動画(↓)をご確認ください。