魔方陣の数学

Welcome to the world of magic squares

【8次正規相愛魔方陣の「ななめ」ラインの性質2】

今回は8次正規相愛魔方陣の「ななめ」ラインにはりめぐらされている力の秘密について、さらに深く踏みこんでいきます。

その前に、8次正規相愛魔方陣の「ななめ」に走る相愛力が❤︎❤︎❤︎である、という意味をもう一度、おさらいしておくと、

はい。ごらんのようにブルーの8数とピンクの8数の1乗〜3乗数総和はいずれにおいても一致する、ということでした。しかし、これは相愛力のあらわれにおける一つのバリエーションにすぎず、ブルーとピンクの格子数同士は他にもさまざまなかたちで共鳴現象を引き起こします。どういうことか。いま、わたしたちが見ている事実をこのように表現しなおすことにしましょう。

わかりますか。対角線にならぶ数たちを垂直にし、同じものを3本ならべています。ここに示されていることは、ブルーの8数とピンクの8数の3乗数総和が等しい、ということの言い換えになっていることをたしかめてみてください。

さて、ここでご注目してもらいたいのはここにならぶブルーとピンクの3本のライン。この3本のうちのどれか一つを選びます。

真ん中の列を選んでみましょう。そして思い切ってこれを、

はい、数をならべる向きをにしました。そして同じ位置にならぶ3数の積をとります。こんなことをして何が嬉しいのか? はい、嬉しいことはちゃんと起こっています。

はい、こうしてもそれぞれのグループにおいて総和をとると、なんと一致します。つまり、ブルーとピンクの8数同士の3乗数総和が一致する、という事実はこのように不思議な仕方で拡張されうる事実だったのです。

 


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