魔方陣の数学

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【12次正規相愛魔方陣の中の相愛力4】

さて、今回は12次正規相愛魔方陣の中にはりめぐらされている相愛力❤︎❤︎❤︎❤︎についてお話しします。じつは、この魔方陣の内部で相愛力❤︎❤︎❤︎❤︎が発現している場所は「ななめ」方向のラインだけではないのです。

どういうこうとか。まずはこちらをごらんください。

はい、このブルーの36個の格子数とピンクの36個の格子数との関係をしらべてみると面白いことに1〜3乗数総和が一致(4乗数以降の総和は不一致)していることがたしかめられます。あるいは、

はい、このピンクの36個の格子数とブルーの36個の格子数の関係1〜3乗数総和が一致(4乗数以降の総和は不一致)。つまり、わたしたちがここで見ているのは二組の36-36相愛数❤︎❤︎❤︎ということになります。

では、この事実を踏まえた上で、この二組の36-36相愛数❤︎❤︎❤︎を合体させてみることにしましょう。

はい。72-72相愛数❤︎❤︎❤︎の完成です。驚きの新事実のようにも見えますが、もともとの正規相愛魔方陣三重魔方陣構造をベースにしているので、12本の「たて」ラインを好きに二分割すれば、どのような仕方によってもそこには相愛力❤︎❤︎❤︎が発現することは明らかです。しかし、ここではやはり不思議なことが起こっているのです。どういうとか。じつは調べてみると、これらブルーの72個の格子数とピンクの72個の格子数の関係は、1〜3乗数総和のみならず、なんと4乗数総和までもが一致しているのです。

つまり、相愛力は一つUPして、72-72相愛数❤︎❤︎❤︎❤︎へと強化されているのです。どうしてこのようなことが起こってしまったのか。そのことを知るためには「たて」ラインのそれぞれの列における4乗数総和の全体像を把握しておく必要があります。

各列の4乗数総和にざっと目を通してみてください。全体としてはバラけていますが、興味深いことにまったくバラけているわけではありません。異なる列同士で4乗数総和が一致するペアが存在しているのです。具体的にいうと1列-12列、2列-11列、3列-10列、4列-9列、5列-8列、6列-7列が組み合うことになります。

このような背景があるため、正規相愛魔方陣の1〜6列の4乗数総和と7〜12列の4乗数総和がうまい具合に噛み合い、結果、全体総和一致するという嬉しい現象が起こっていた、ということになります。

12次正規相愛魔方陣の内部には「ななめ」方向以外にも、12-12相愛数❤︎❤︎❤︎❤︎が他に6組存在しているというこの事実は、ぜひおさえておくべきでしょう。


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