まずはこちらの格子体を見てください。サイズは12×12。内部に配置されている144個の数は1〜144の連続する自然数となっています。いったいこれは何なのか?
はい、ご名答。お察しの通り魔方陣です。この格子体の「たて」「よこ」「ななめ」のラインにならぶ12数の総和はいずれも870で一致します。
しかし、ここで見ているのはただの魔方陣ではありません。どういうことか?
ここで内部格子数をすべて2乗してしまいましょう。
いいですか。こうしても「たて」「よこ」「ななめ」のラインにならぶ12数の総和は同じ数(83810)を生み出します。
信じがたいことのように思えますが、これは事実です。そうです。わたしたちが目の前にしてるのは二重魔方陣ということになります。
いや、それどころの話ではありません。さらにわたしたちは格子体の内部の数たちを3乗します。
まさか!?
はい、そのまさかです。
わかりますか。「たて」「よこ」「ななめ」のラインにならぶ12数の総和はいずれも9082800で一致しています。
よって、この魔方陣は三重魔方陣。こんなものが数の世界に存在しうること自体、驚異的ですが、驚きをさらに上塗りするような事実をもう一つお話しします。この魔方陣の「ななめ」のラインにご注目ください。
このブルーの12数とピンクの12数はさきにもたしかめたように1〜3乗数総和が一致しています。
つまり、ここに見ているものは12-12相愛数❤︎❤︎❤︎。これだけでもインパクト十分で、もうやめてくれ、という感じですが、これにはさらに続きがあります。4乗数総和も見てみると∙∙∙
はい、なんと一致しているのです。ちなみに5乗数以降の総和は不一致となり、相愛力は❤︎❤︎❤︎❤︎で確定されることになります。わかりますか。「たて」「よこ」に発現している相愛力は❤︎❤︎❤︎、「ななめ」に発現している相愛力はそれより一つ大きい❤︎❤︎❤︎❤︎。
そうです。わたしたちが目にしているのはまぎれもなく12次の正規相愛魔方陣ということになりそうです。