今回は8次正規相愛魔方陣と2の累乗数の奇妙な関係についてお話しします。
まずはこの魔方陣を行列の積で3乗します。
こうして得られた格子体をわたしたちは正規相愛魔方陣3乗体と呼ぶことにします。
さて、それではこの正規相愛魔方陣3乗体から2の累乗数をひきだす8種類のパターンをご紹介しましょう。
いったいこれらの柄は何なのか? たとえば、この中から一つ選んでみます。
これにしましょう。そして、この柄に3乗体を重ねます。
はい、これで準備完了。では、ここからどうするか? 第一行目にならぶ8個の格子数の総和をとってみます。
65536という数が求まりました。以下、第二行目以降についても総和をとってみると、
どうでしょうか。正負を度外視すれば、いずれも同じ65536という数が生み出されていることがわかります。
しかし、いったいこの65536という数は何なのでしょうか。はっきりとはわかりませんが、少なくともこの数は2の累乗数としてあらわせます。
はい。2の16乗数。これは偶然なのでしょうか? 不思議なことに以下の8種類の柄については、正規相愛魔方陣3乗体(1乗体でも可)に関与させるといずれも2の累乗数をひきだす力を秘めています。
わたしたちがたしかめたのはこの中の一つにすぎません。
他の柄たちがどのような数を生み出すのか、興味のある方はぜひ動画でご確認いただければと思います。