魔方陣の数学

Welcome to the world of magic squares

【4次正規相愛魔方陣の二タイプの決定的な相違】

さて、今回はいよいよウルトラ魔方陣の領域に足を踏み入れてゆきます。

 

その前に、おさらいとなりますが、4×4のサイズの魔方陣というのはぜんぶで880種類あり、それらは連結線によって12のタイプにグループ分けすることができます

 

 

そして、正規相愛魔方陣というのはぜんぶで312個ありましたが、この12タイプのうちどれに属していたかというと、

 

❻型の304個すべて、そして、❸型の一部(8個)がそれに該当しています。さて、この❸型の連結線模様を有する正規相愛魔方陣というのは初出ですので、あらためて考察してみる必要があります。

 

この中から一つを選んで、その内部の相愛力構造をチェックしてみることにします。

まず方陣であることを再確認しておいてから、特に「ななめ」のラインに走る相愛力をしらべてみることにします。すると∙∙∙

どうでしょう。なんと1乗数~3乗数にわたって総和は一致。つまり、ここでは相愛力❤︎❤︎❤︎のちからが発現しています。このようなことは❸型8種のうちどれを選んでも観察されうることです。ちなみに従来型の❻型の304種についても「ななめ」方向に発現する相愛力は統一的に相愛力❤︎❤︎とあらわされます。

 

「ななめ」方向に発現する相愛力の強度。これが❸型と❻型の相愛力構造の差異となります。たかが❤︎一つの違いではないかとお思いでしょうか? いや、この❤︎一つの違いこそが、のちに両者をウルトラ魔方陣であるか否かを決定的に隔てる要因となります。そのことについては次回、お話をさせていただきます。

 


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