今回は12次正規相愛魔方陣から美しい魔方陣構造を引き出す不思議な行列が存在していることについてお話しします。
さっそくですが、コチラをごらんください。
この歌舞伎役者の隈取りのような紋様は何か?
はい。ブルーには1。ピンクには−1。そしてそれ以外には0をセットします。わたしたちはこれをKABUKI行列と呼ぶことにしましょう。
はい。何をするのかというと、このようにKABUKI行列を前から正規相愛魔方陣にかけあわせます。すると∙∙∙
このような行列が生成されます。まず、みなさんにお伝えしたいことは、ここで見ている格子体の「たて」「よこ」「ななめ」の総和をとると、
はい。20本のすべてのラインにおいて0となります。0という数に目を奪われがちですが、ここで重要なことは、この格子体は魔方陣構造を有しているということです。
いや、驚くべきことはそればかりではありません。この波紋柄を覚えていますか。
はい、波紋構造の2型です。これをいま見ている格子体に適用すると∙∙∙
わかりますか。どの色グループにおいても、それらのグループ内格子数総和は0となります。
どうでしょう。KABUKI行列の柄に秘められた力はまだまだこんなものではありません。興味のある方は、ぜひ、コチラの動画(↓)もごらんください。