魔方陣の数学

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【8×8の正規相愛魔方陣の二分割構造】

今回は、相愛力❤︎❤︎❤︎という力を通じて、この8次の正規相愛魔方陣を二分割してみたいと思います。さて、相愛力❤︎❤︎❤︎といえば、この魔方陣の「ななめ」のラインにみなぎっている力であったことを思い出しておきたいと思います。

ここで見ているものは8-8相愛数❤︎❤︎❤︎。ブルーとピンクの八数において、1〜3乗数総和が一致する、ということですが、このような相愛数は、正規相愛魔方陣の中にさまざまなかたちで組みこまれています。そのことを明らかにするためには、「正負反転体」を用いるのがもっとも最適でしょう。

正負反転体は全部で16種類ありますが、そもそもこれらは何か、ということについては、またあらためて書くことにします。とりあえず、ここではこういうものがあるのだ、というくらいに思ってください。そして、まずは、この16種の中から、

こちらの2型を選択します。この柄は相愛数にとってはきわめて重要なもので、タリス/マリス型とも呼ばれています。

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さて、では、この正負反転体2型をどうするのかというと、この8次の正規相愛魔方陣に対して、

上から、次のように、載せていくだけです。

はい、これで全体を覆い尽くすことができました。こんなことをして、何が楽しいのか。はい、ちゃんとうれしいことが起こっています。これをごらんください。

はい、これら正規相愛魔方陣のブルー32数と、ピンク32数の関係は、しらべてみると、1〜3乗数総和が一致。つまり、わたしたちは32-32相愛数❤︎❤︎❤︎を見つけてしまったのです。さて、正規相愛魔方陣は相愛力❤︎❤︎❤︎のちからで二分割されうる、ということ自体、なかなか衝撃的な事実ですが、ここで忘れずに、これらの相愛数がプレーン超格子体の中では、どのように表現されうるか、ということもあわせておさえておくことにしましょう。

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はい、プレーン超格子体変換をこころみます。正規相愛魔方陣のブルーとピンクの柄は、プレーン超格子体の中で見ると∙∙∙

はい、こうなります。プレーン超格子体に浮かびあがった柄を、よく見てみることにしましょう。柄だけに注目したいので、数にはどいてもらいます。

 

この柄を見てまず思うことは、上下対称、左右対称。いいかえると、90度回転という変換に対して不変の構造を持っている、ということです。さて、ここでさらに細かく分割して、この柄を解剖してみると、

 

はい、この黒フレームにかこまれた柄をごらんください。この🏁(チェッカーフラッグ)のような柄は、じつは、正負反転体の3型と同一視することができます。

そして、この柄と同じものは、左斜め下にも、もう一つ見つけることができます。

また、これととなりあうブロックについては、正負反転体の3型のブルーとピンクの関係を反転させた柄になっていることが明らかとなります。

つまり、色反転という現象を度外視すれば、正規相愛魔方陣→プレーン超格子体に変換することによって、正負反転体2型が3型に変換される、ということが起こったわけです。

 

このようなことは、一見すると、偶然のことのように思えますが、他のすべての正負反転体について、同じことをこころみると、大変に、驚くべき光景が広がることになります。興味のある方は、ぜひ、動画(↓)をごらんになってみてください。

 


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