魔方陣の数学

Welcome to the world of magic squares

【8次正規相愛魔方陣:異なる柄を結合する】

今回は、8次正規相愛魔方陣の中にひそむ相愛力❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎を浮かび上がらせてみたいと思っています。

以前、わたしたちは、この正規相愛魔方陣にチェッカーフラッグ(市松模様)柄を衣せてみました。

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このようにすると、内部の格子数はブルーとピンクにきっかり二分されるわけですが、この32数と32数の関係がどうなっているかというと、

はい、1〜3乗数の総和は一致。つまり相愛力❤︎❤︎❤︎の発現が観察されます。念のため、4乗数総和がどうなっているかというと、

不一致。しかし、ここにあらわれる111808784という数と、111415568という数は、のちほど、再登場しますので、頭の片隅に置いておいてください。さて。わたしたちは、ここで正規相愛魔方陣の柄をガラリを変えてしまいます。

よこじまです。この柄は正負反転体の10型を構成単位としてつくられていますが、こうしても正規相愛魔方陣の内部格子数は、ブルーとピンクの格子数はきっかり二分されます。そして、これらの32数同士の関係がどうなっているかというと、

そうなんです。ここでも相愛力❤︎❤︎❤︎のちからが発現されているのです。正規相愛魔方陣の構造の奥深さには唸らざるをえません。いや、しかし、ここで重要なことは、1〜3乗数総和が一致するという事実よりも、4乗数総和において起こっていることです。

 

はい、ブルーとピンクの32数のそれぞれの4乗数総和にあらわれる数。これらは、先のチェッカーフラッグ柄において見たものと奇しくもまったく同じです。

いったい、どうしてこのようなことが起こってしまうのかは不明というか、正規相愛魔方陣の妙というしかありません。しかし、わたしたちはこのような事実を利用しない手はありません。はい、二つの柄をならべてみることにしましょう。

いま、ここでわたしたちは二組の32-32相愛数❤︎❤︎❤︎を前にしているのですが、ここでよこじまの方の32-32相愛数のブルーとピンクを入れ替えてしまいます。

もちろん、このように色を変更しても、これらが二組の32-32相愛数❤︎❤︎❤︎であることには変わりはありません。そして数の重複を度外視すれば、わたしたちは、これらをまとめて64-64相愛数❤︎❤︎❤︎ととらえることも可能です。さて、そうした場合、これら64-64相愛数❤︎❤︎❤︎の中には相殺できる数たちが存在していることに気づきます。たとえば…

はい、このようなものは、ブルーとピンクでたがいに打ち消しあう関係(左辺と右辺におなじ数がある)なので、消してしまいましょう。他にも、第三列、第五列、第七列、第九列は同じ理由できれいに相殺できます。

スッキリしました。わかりますか。左と右で同じ柄になってしまいました。さて、いったい、わたしたちが何を成し遂げたのかというと∙∙∙。相愛力チェックをしてみるとわかります。ごらんください。

どうでしょうか? なんと、ここで発現しているのは相愛力❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎。幸運にも、わたしたちは16-16相愛数❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎を手に入れてしまった∙∙∙。4乗数総和の差分を調整しようとしたら、はからずも、5乗数総和の差分までも調整されてしまった、というわけなのです。

 


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